人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風が。 風に。 ~満月の夕~

風が吹く。 港の方から・・・
「今・ここに」あるように思い出す。
強い風が吹きつけていた、ひどく寒い日。
1000年に1度という出来事。
(・・・もっとも、それはずっと後になって知ったことだったが。あたかも、かの“エピメーテウス”になぞらえるかのように。)


巨大な出来事の傍らに~決して「ただ中」ではなく、けれど、紛れもなく
私自身もあった、その日のことを。




風が吹く。 港の方から。 焼けあとを包むようにおどす風・・・
風は今も吹きつけてくる。
「ただ中にあった」方々の、その日の心の内から。

震災の記憶の風化? 心配には及ばない。
「1000年に1度」の記憶を消し去るためには、
きっと、同じ1000年分の時が必要なはずだ。
(おそらくそれは、傍らにあった~傍らにある者でしかなかった~私、もしくは私たちにとっても同じこと・・・)


風が吹く・・・
風化の意味を、大づかみに
時が作用することでもたらされる変容。と、とらえるならば、
今日のこの日には、少しの間、
その変容を、むしろ、どこか静かでやさしい風~による作用
・・・のように考えてみたいのだ。


結局のところ、私は(私たちは)
“プロメーテウス”になることはできないのだった。

私たちになにがしかの知恵があるとしても、
それは~まずほとんどの場合~後知恵には相違ない。


けれども、いや、それ故にこそ、始められる何かはあるのだろう。
後知恵ではあったとしても、
確かにそれを知恵として作用させること。

静かな声・静かな歌。 ここにある、そのありよう。

今このとき、そしてこのとき以降。
その「ありよう」にもどこか似たやり方でこそ、
ようやくにして始めることのできる何かが、
きっと、あるのだろう (か?) 。


・・・そんなことを、考えています。

# by ichiro-ffm | 2014-03-11 14:46 | 音のふるさと~Japan

東へ届け。小さな言の葉・音の花。

確証など、何ひとつとして
ありはしないのだけれど。

それでも、何かを届けたい。
その思いに駆り立てられる。

ただの独りよがりに過ぎぬことも
重々に承知しながら。
それでも、なお・・・


3月11日。14時46分。
その時に。




合掌。

ただ、深々と

# by ichiro-ffm | 2012-03-11 14:46

もう1年? まだ1年?

思いはそれぞれであろうけれども、
あの日の、深く大きな衝撃は、
この国に暮らす誰の心にも、
くっきりと刻みつけられたことでありましょう。


さまざまなことが重なり、
長きにわたって更新することの叶わなかった
この小さなブログ。

本日・この時から、再開することとさせてください。

ささやかな一歩から、また・・・

# by ichiro-ffm | 2012-03-10 23:59

INTERMISSION

さて、本日、
しばし小休止。を、いただきたく存じます。



Cab Callowayの方で

【15 Minute Intermission】 CAB CALLOWAYと彼の楽団





〔関連Post〕
The Manhattan Transfer の方は↓

こちら[ 2011-07-03 20:42 ] と こちら[ 2011-05-23 23:51 ]

# by ichiro-ffm | 2011-10-12 10:46 | 音のふるさと~N.Y.

余韻/余白


【Take me home 】 Tom Waits/Crystal Gayle




5日目の朝に。

7か月の午後に。

# by ichiro-ffm | 2011-10-11 14:46 | 音のふるさと~Heaven